・ノーマライゼーションとは

 ノーマライゼーションは、高齢者や知的障害者などハンディキャップを持っていても、ごく普通の生活を営むことができ、かつ差別されない社会をつくるという福祉や教育のあり方を示す基本的理念です。 ノーマライゼーションは国連の「障害者の権利宣言」などにも取り込まれ、脱施設化や統合教育の主張の柱となりました。そして、今日障害者福祉・教育の基本理念として世界的に認知され、その実現が目指されています。ノーマライゼーションは、障害者が人間として尊厳を維持できる生活を可能にすることを目指し、人権の主体としての自己決定を最大限に尊重することを主張、障害の為に必要とする「特別なサービスを受ける権利」を持つことを主張する思想です。



・オンブズマン活動とは

 オンブズマンは、高齢者や障害者の身近にいて、権利を守るために働く人です。高齢であるから、障害があるからということで、嫌な思いをしたり、困ったりしたら、相談してください。オンブズマンは、その人の立場に立ち、一緒に周りを変えていくために働きます。施設の中で困っていること、仕事のこと、職員のこと、生活する場所のこと、心配事、家族のこと、結婚のこと、友人関係など人との関係、大きく人生についてなど何でも相談できます。あなたの立場にたって、真剣にあなたの話を聴きます。あなたがあなたらしく生活できるように一緒に考え、あなたの権利を守るために活動します。



・協働型オンブズマンとは

 オンブズマンの役割は利用者の方々の声に耳を傾け、その声の実現のために活動するのですが、その実現をサポートする第一義的な人は、オンブズマンではなく、日々利用者の方々を支援している、施設職員や施設なのです。したがってその声を阻害している壁や問題があった場合、その問題にもよりますが、施設やその職員とともに協議し、またネットワーク全体の中で考えていくことが重要なのです。ですから施設側には必ず、オンブズマン協力員という職員がおり、利用者とオンブズマンとのパイプ役を果たしています。ただし虐待や体罰等の深刻な問題に関しては、しっかり糾弾していきます。